理数科「課題研究」 中間発表会
「課題研究」は理数科ならではの専門科目です。科学や数学に関する課題を生徒自らが設定し、自らその課題の解決を図る授業です。問題解決の能力や自発的、創造的な学習態度を育てます。生徒は1年次から研究テーマの設定の準備に入ります。年度末の3月から4月にかけて具体的にテーマを考え、教員と話し合いながら、だんだんとテーマを絞り込み、研究グループが作られていきます。
テーマ設定後は、仮説⇒観察・観測・実験⇒データ分析・解釈⇒考察⇒結論の過程をたどります。研究のまとめは、発表会を開いて発表するとともに、論文にまとめます。研究の過程では失敗することもありますが、失敗は成功のもと(「課題研究の手引き」に書かれている言葉)、成長につながるものです。
10月末、2週に分けて中間発表が行われました。各グループともに発表では自分たちが考えたことを分かりやすく伝えるよう工夫しており興味深かったです。私としてはその場の雰囲気、聞いていた生徒からの質問が多いこと、素晴らしいと思いました。
今年度のテーマを紹介します。・AIを用いた生成画像の多様性について ・振動発電改~実用化に向けて~ ・膜の探究 ・生分解性プラスチックの分解速度の考察 ・農薬がカエルの発生に与える影響について ・廃棄物を用いた培地の実用性の確認 ・光を当てるインターバルの変化による水草の光合成量の差 ・溶液による雲の性質の違いについて