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空のない星~ホロコーストの子供たち~ パネル展

 第2次世界大戦のとき、リトアニアでナチスドイツの迫害から逃れてきたを受けたユダヤ人に通過ビザを発給して、多くのユダヤ人の命を救った外交官杉原千畝の妻、幸子夫人は沼津市出身の方です。港口公園には、杉原夫妻顕彰碑があり、命のビザ・杉原千畝夫妻顕彰碑顕彰が、関係する活動を行っています。
 このような御縁があって、今回、駐日イスラエル大使館が主催する「空のない星~ホロコーストの子供たち~」パネル展を校内で行うことになりました。12月16日まで行っています。パネルは、ホロコースト時代のユダヤ人の子供たちが、困難で複雑な環境の中で、どの様に工夫して生活していたかを、家族、遊び、仕事などの観点から紹介しており、子供たちの生命力や想像力が分かるパネルの展示です。
 金曜日に運ばれたパネルを、野球部の生徒が渡り廊下に設置してくれました。生徒には、このパネル展を見て、いろいろなことを感じ、考えてほしいと思います。SDGsの16番に「平和と公正をすべての人に」がありますが、ウクライナでの戦争が続いており、平和について改めて考える機会も多いです。本校には空襲によって校舎を失った歴史があり、同窓会主催の平和祈念式典は毎年行われています。また、今年のBB研修は沖縄に行って沖縄戦を教材に平和学習を行い、1年次生はスタディツアーでウガンダの子ども兵について私たちの生活との関連からも考えたところです。学校は、平和な社会を前提に機能していること、改めて感じます。