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「考動 問い続ける」野球部

 10月29日に沼津東高校野球部と静岡高校野球部の定期戦が行われました。沼東野球部は、5月に沼津市立沼津高校と、6月は沼津商業高校と定期戦を行っています。沼東野球部は、昨年度秋季大会で県ベスト8、今年度春季大会は県大会出場、夏の選手権では3回戦で静岡高校に敗れましたが、着実に力を付けています。昭和21年には全国選手権大会に出場した輝かしい歴史も持っています。

 進学校で勉強と部活動を両立させることは大変ですが、野球部員は、その努力を惜しみません。沼東の生徒の完全下校時間は午後7時30分。野球部も例外ではありません。また、部員の中には、富士富士宮地区や熱海伊東地区など遠方から通っている生徒もいます。ですから、効率よく練習して、勉強と部活動を両立させることを、とても大切にしているのです。この努力は今に始まったのではなく、すでに50年ほど前から野球と勉強の両立を目指して練習時間は2時間にしています。効率の良い練習を行い、昭和47年度の春季大会では、東部大会で優勝し、県大会でも優勝しました。その伝統は今も受け継がれています。

 グラウンドには「考動 問い続ける」という言葉が大きく掲示されています。一人の部員に「これって、どういうこと?」と聞いたところ、「一つ一つのプレーに常に問いを持って取り組むことです。」と答え、「それが自分の成長につながります。」とも話してくれました。考える力は、沼東で育てたい資質・能力(沼東GP )の一つです。また、問い続けることは、問いを解決するために行動することにつながります。自ら問いを立てその解決に取り組むことは、これからの時代を生きていく上でとても大切な力です。部活動で大切なことは、結果よりもそこで何を身に付けたのかということです。沼東野球部、限られた時間を有効に使って一生懸命に取り組む中で成長しています。

静岡高校との定期戦は本校グラウンドで行われました。

秋季大会は初戦で三島南に敗れましたが、敗戦から学ぶことは少なくありません。