参加者約3000人中の総合2位
以前のブログで、3年の白石さんが、日本生物学オリンピック本大会に出場することを紹介しました。その本大会が9月17~19日に山形県の鶴岡市で行われ、白石さんは、総合2位(山形県教育委員会教育長賞)というすばらしい成績で金賞に輝きました。参加者約3000人中の総合2位です。報告に来てくれた白石さんに話を聞きました。
Q:素晴らしい成績でした。昨年は銅メダルまであと一歩でしたが、今回の感想はいかがですか。
A:とてもうれしいです。昨年度は生物学オリンピックや、科学の甲子園で県代表を逃したことで、とても悔しい思いをしました。今回は、過去問題を解いたり、日頃の授業やテストを確実に自分のものにするよう努力してきました。
Q:本大会の問題は難しかったのですか。
A:予選よりも難しい問題でしたが、落ち着いて取り組むことができました。大問2はアフリカツメガエルの発生に関する問題で、自分が課題研究で取り組んでいた得意分野だったのでラッキーでした。また、実験では、これまでに使ったことがない器具が出てきたのですが、副教材に載っていたことを思い出して、実験の組み立てを落ち着いて考えることで対応できました。
Q:白石さんにとって、生物学の魅力とはどのようなことですか。
A:例えば、寒いところにいる虫は小さくて、熱い地域にいる虫は大きいというような、何となく感覚的に理解していたことの理由を、学問的に知ることができることです。
白石さんと話をしていると、「本当に生物が面白くて仕方がない」という印象を受けます。高校時代に好きなことにとことん取り組むこと、とても大切だと思いました。