５月14・15・16日は、学校祭「香陵祭」です。香陵祭は３年次生の実行委員会が企画運営していますが、３年次生は、１・２年次で経験できたはずの学校行事が新型コロナウイルスの影響でほとんどできませんでした。私は３年次生が２年の時、集会を開いて「高原教室は中止します」と伝えなければならなかったのですが、あのときのことを思うと、今年度の香陵祭は何としても実施したいと思っていました。今年度の香陵祭が、実行委員会の努力、関係の皆様の御協力により開催できることがとてもうれしいです。

　香陵祭に向けた生徒の取組を見て感じたことの一つは、生徒の成長です。実行委員会はよく準備してきました。学校ホームページに特設サイトも作りました。コロナ対策で、外部の参加者は同居家族の事前申込み制にし、それ以外の方にはライブ配信を用意しました。校内でも全校生徒が集まって密にならないよう、主会場を分散しオンラインで繋げました。その他にも、スローガンやロゴ、記念歌の制作、さらには、前日と当日朝は大雨という情報が流れると、晴天時バージョンと雨天時バージョンの準備マニュアルを作成しました。自治の精神が発揮されています。と、書くのは簡単ですが、その実際の過程には、様々な交渉・協議、困難があったはずです。行事を通して生徒が成長していることを感じます。もう一つ感じたことは、学校を外に開くことの効果です。今回、新型コロナ感染防止の観点から、外部の入場は、同居家族に限定させていただきましたが、それでも、外部の方に多数来ていただいたことで、香陵祭が大変盛り上がり、生徒のモチベーションも高まっています。

　さて、香陵祭第一日目の14日は朝方大雨でしたが、次第に回復してきており、15日は晴天に恵まれそうです。体育祭まで何とか無事に実施できればと思っています。一般の方の御来場はできず、体育祭は本校生徒のみの開催となりますが、ホームページで沼東生の頑張りを感じていただければと思います。