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託された思い ニュートンのリンゴの木

 正門を入った正面、青雲の像の南東側に、ニュートンのリンゴの木が植樹されました。ニュートンのリンゴの木とは、アイザック・ニュートンが万有引力の法則を発見するきっかけになったと伝えられるリンゴの木の子孫です。

 東京大学大学院理学系研究科のHPによると、ニュートンのリンゴの木は、最初の東京オリンピックが行われた1964年に日本に到着しましたが、ウイルスに感染していたため、小石川植物園で隔離栽培することとなり、最初に公開されたのは15年あまり後の1981年。その後は、各地の学校や科学にかかわる施設に穂木で分譲されているとのことです。科学の振興に様々な形で尽力した人たちの思いが込められています。

 本校には、もともと長倉三郎先生(物理化学者)によるニュートンのリンゴの木がありましたが枯れてしまい、今回の木は、大岡小学校にあるニュートンのリンゴの木の穂木を分けていただいたものです。同窓会が、出でよ次代の科学者、科学の先進校たれとの思いを込めて創立120周年記念事業の一環として植樹してくださいました。植樹されたリンゴの木はまだまだ小さいですが、そこに託された思いとともに、私たちはこの木とともに科学する心を大切に育てていきたいと思います。

 本校は今年度創立120周年。11月20日には記念式典を行います。120周年を記念するロゴマークを2年生の野々村さんが制作してくれました。沼津東高校は、ニュートンのリンゴの木とともに、新たな歴史を刻んでいきます。

「ニュートンのリンゴの木」。この場所以外にもう一カ所植樹していただきました

野々村さんが制作した120周年ロゴ。1が!、2が?、0がθで、沼東での学びを表しました 

これも120周年ロゴで使用しています。制作は野々村さんです。制服と伝統行事を表現しました