沼東の広さは県立高校第2位!
沼東の敷地はとても広く静岡県立高校の中で2位だそうです。その広い敷地には様々な樹々が植えられています。昭和42年にこの地に移転して半世紀、樹々は大きく成長し、この夏は生徒に最高の木陰を提供してくれています。これらの樹々の中には、沼東を支えてきた人たちの思いが込められた意味ある樹がたくさんあります。
体育館裏の2本のヤマモモの木。この木はもともと沼津東高校が香貫の地、現在の市民文化会館の場所にあったとき、そこに植えられていたものです。それが昭和42年に学校が岡宮に移転した時に敷地内の逍遥の杜に移植されました。しかし、平成の終わり頃に岡宮の区画整理事業が始まり、このヤマモモの木がある逍遥の杜の樹々が伐採されることになったとき、関係の方々が「香貫から移植した木がたくさんある。このヤマモモの木だけは何とか残したい」との思いで尽力し、現在の場所に再移植されたものです。今は様々な人の思いを受けて、青々とした葉を元気よく広げています。
校門を入った正面には、ニュートンのりんごの木があります。まだ幼木です。この木は、アイザック・ニュートンが万有引力の法則を発見するきっかけになったと伝えられるりんごの木の子孫です。同窓会が創立120周年記念事業の一環として、昨年9月に植樹したものです。次代を担う若者への期待や、科学の先進校たれとの思いが込められています。葉を落としている冬の間は、春になったら芽が出るのかとても心配していました。今は逞しく成長していますが、この夏の暑さ、大丈夫だろうかと心配してしまいます。これから台風がくることもあるでしょう。試練を乗り越え、沼東生とともに、大きく成長してほしいと願っています。