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医学部医学科講演会

 沼津東高校は、静岡県教育委員会から医師育成の重点拠点校(オンリーワン・ハイスクール)の指定を受け、医師を志す生徒は、チーム・メディカルとして様々なプログラムを受けています。

 9月4日は、医学部医学科講演会を行いました。講師は、東京医科歯科大学副学長で本校卒業生の廣川和憲先生です。先生は、医学は未だ発展の余地が無限に残されて挑戦に値する学問分野であると話し、生き物としての人間を学ぶことで豊かな世界観・人生観が形成され、医学を学んで他の分野へ行くこともあり得ることと話しました。また、医師に求められるものとしては、医師の業務は多様ということを前提に、体力と、生涯学び続ける覚悟をあげ、医学を学ぶための準備としては、英語力、精神力、情緒の安定性、そして、何のために医学を目指すのか、考えておく必要があると語りかけました。講演後の質疑応答で、高校時代の得意教科・不得意教科について質問があり、先生は「得意教科は国語、不得意教科は数学」と答えました。少し意外でした。また、医学でもビジネスでも意思決定力が大切と話し、自分のhow to manage a teamの原点は、バドミントン部にあるということでした。

 大学の薬学部に入学し、製薬会社に就職してから、医学部医学科で再度学び、海外留学も経験し、企業経営者としても活躍された廣川先生の話からは、幅広く学ぶことの大切さや、多様な経験が力になるということも感じることができました。

 チーム・メディカルのメンバーは、今後、予備校講師による特別講習や、浜松医科大学訪問などを行い、医師への階段を一歩一歩登っていきます。

生徒保護者合わせて約140人が参加しました。

同日、新人戦東部大会も行われています。陸上競技部、活躍しています。