沼津東高校の校舎からの見晴らしは素晴らしく、晴れた日には、沼津市街と内浦の先の伊豆の山並みや、三保半島や日本平の方まできれいに見ることができます。ただ、見晴らしがよいというのはそれなりに標高があるということであり、学校よりも南側から自転車で通う生徒にとっては、登校時には自転車を漕いで坂を登ってくるということです。そのようなこともあってか、生徒が使う自転車には電動アシスト付自転車が増えてきたように思います。
今年度、校門付近で交通整理をしていただく方がまだ見つかっていないこともあって、私が朝の交通整理に立つことがあります。実際に立ってみると気付くことがたくさんあります。自転車にとっては少しの勾配でも、いったん止まると走り出しが大変なこと、校門付近の傾斜が自転車にとっては結構きついのでスピードが出がちなことなど。生徒に交通ルールを守るよう指導するだけでなく、物理的な面も整備していく必要性を感じます。
さて、その朝の交通整理をしている時の話です。私が自転車通学生を誘導していると、生徒は急いでいる中でも元気に「おはようございます」とあいさつしてくれます。あいさつがしっかりできるだけでもすばらしいことなのですが、あいさつに続けて「ありがとうございます」と言ってくれる生徒が結構いるのです。なかなか言えないことだと思います。朝からうれしい気持ちになります。私は今日も生徒に元気をもらって明るい気持ちで業務を始めることができます。