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沼東GP(育てたい資質・能力)生徒へのアンケート結果から

 沼津東高校では「育てたい資質・能力(エデュケーショナルンポリシー)」について、生徒の自己評価アンケートを実施しています。アンケートは、沼東で育てたい10の資質・能力に関する設問に、「あてはまる」、「ややあてはまる」、「どちらともいえない」、「あまりあてはまらない」、「あてはまらない」の5択で回答するものです。
 沼津東高校で育てたい資質・能力の一つに「協働・巻き込む力」があります。この力に関する質問文は、「協働場面では、積極的に発言・活動して集団をまとめ、参加者全員を巻き込むよう工夫している。」というもので、生徒の回答としては、「あてはまる+ややあてはまる」が55.2%、「どちらとも言えない」が24.4%、「あまりあてはまらない+あてはまらない」が20.4%、でした。今回の質問文は、「積極的に発言・行動して・・」とあるので、生徒は、集団の先頭に立って引っ張っていく力を思い浮かべて回答したのかもしれません。
 沼津東高校では、リーダーを育成することを大切にしていますが、リーダーシップの形は一つではありません。チームの先頭に立ってみんなを引っ張っていくリーダーシップもありますが、組織・集団の目的達成に向けてリーダーや他メンバーに働きかけ支援するフォロワーシップもあります。今回の自己評価では、質問文に「積極的に発言・行動して・・」としたので、先頭に立って引っ張っていくタイプを思い浮かべて回答した生徒がいたかもしれません。
 フォロワーシップは、アメリカ航空宇宙局が、宇宙飛行士に求められる重要な資質としてあげています。狭く資源が限られたストレス空間の中では、明確な指示を的確なタイミングで発するリーダーシップだけでなく、いかに周囲の様子を注意深く観察し、他人の達成したい目標をすくい上げてサポートできるかが大事なのだそうです。
 今回のアンケートで、「自分が所属する集団や社会に貢献できるよう意識して行動している。」と回答した沼東生は79%いました。多くの沼東生が集団や社会に貢献したいという気持ちをもっています。リーダーシップ、フォロワーシップ、タイプは異なりますが、どちらも集団の力を最大限にしたり、社会を活性化したりすることに貢献するものだと思います。

アンケート結果 A・Bが「あてはまる」、Cが「どちらとも言えない」、D・Eが「あてはまらない」

1学期に行ったボトムアップ理論の畑先生の講演会は、リーダーシップ育成のために実施しました