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行動する人であれ

 3月1日(火)、卒業式を行いました。卒業式後に進路が決定する人もたくさんいるので、晴れやかな気持ちと不安な気持ちが入り混じった気持ちの人も多かったのではないかと思います。私自身、高校の卒業式は3月1日、受験直後で結果待ちという状況でした。励ましあって受験を乗り切った仲間と、互いの健闘を称えあう間もなく卒業式の日を迎え、翌日以降は、もう会うこともない人がいるということが、とても寂しく感じられたことを覚えています。

 さて、私が式辞で伝えたことは、「失敗をおそれず、試行錯誤で行きましょう」ということです。沼東生の良さの1つは、行動力です。頭の中で考えたことをすぐに行動に移す生徒がたくさんいます。考えたことも何らかの行動に移さなければ形になりません。行動することではじめて世界は変わります。若い世代の中には、自分一人では世界は変わらないと思っている人もいるかもしれませんが、これからの世界は、デジタル技術の進歩によって、一人の行動が世界を動かすことだってあると思います。11月に行った創立百二十周年記念講演で、講師の佐藤雅彦さんは沼東生に、「自分は誰よりも失敗しています。思いついたら試すことを大切にしてください、失敗を好きになってください」と語りかけてくれました。私もそう思います。

 高校卒業後の進路は「越境」です。卒業生が沼津東高校で身に付けたことを羅針盤に、「高き志」に向かって、失敗をおそれず、行動することを期待しています。

香陵会館前のカンヒザクラ(と思われます)。もうすぐ開花