Our School Captains
どこの学校にも、生徒会のような生徒の自治組織があり、その長として生徒会長がいます。沼津東高校には、自治会と呼ぶ生徒組織がありますが、自治会という常設組織があるのではなく、代議委員会、執行委員会、司法委員会という3つの委員会が常設活動組織として存在します。これは三権分立と思っていただければよいと思います。ですから、生徒を代表する存在は、代議委員会委員長、執行委員会委員長、司法委員会委員長という3人になります。
最近、3人の委員長と話をする機会がありました。代議委員長の柏木さん、執行委員長の相磯さん、司法委員長の片野さんです。3人はそれぞれ、よりよい学校づくりに向けた抱負を語ってくれました。頼もしく感じました。沼東では生徒に任されている範囲がかなり広く、行事を担当した生徒は「そこまで生徒が考えなきゃならないの?」と思ったそうです。やりがいありますよ。
自治会のような生徒組織が持つ意味は大きいです。2年前にオーストラリアの高校を訪問したとき、生徒会のリーダーの写真が「School Captain」として、正門前に大きく掲示されていたことにびっくりしました。日本ではまず見ない光景ですが、オーストラリアの学校における生徒組織の存在の大きさを感じました。
OECDでは教育が目指すところをウェル・ビーイングと表しています。ウェル・ビーイングとは、定着した訳はなく、幸福とか、よりよい生活とか、訳されています。学校生活は、すべての生徒・教職員にとってウェル・ビーイングであることが望ましいです。沼津東高校におけるウェル・ビーイングの実現に向けて、3人の活躍に期待するとともに、教職員も精いっぱい応援したいと思います。
話は変わりますが、25日に野球部の秋季大会県大会準々決勝がありました。延長13回で惜しくも敗れましたが県ベスト8。沼東らしい粘り強い戦い方が印象的でした。