創立120年を超える本校には、「自治」の伝統とそれを体現する特色ある行事があります。 それを代表するのが、自治会と実行委員会が作り上げる「香陵祭」そして一年次の「スタディツアー」と2年次の「高原教室」です。 これらの行事を通じて友情と信頼をはぐくみ、充実した学校生活が営まれるとともに、人格の陶冶を果たしていきます。
どういう仕事をしているの?と訊かれることの多い代議委員会。そんな私たちの主な仕事は自治会に関する規約の制定改変です。いわば立法機関です。普段の学校生活でこの規則は本当に必要なのだろうか、反対に、規則を作るべきではないかなどといった声を集め、日々議論を重ねています。今年度からはより多くの声を集めるために各委員会と協力したり、Googleフォーム等を使って、直接生徒の意見を取り入れたりしたいと考えています。全校生徒の皆さんが過ごしやすいと思える学校を目指して、日々精進していきます。
「ルールはなぜ守らないといけないのか」という問いについて考えたことはありますか?この問いの答えに正解は無いですが、改めて考えてみてほしいと思います。納得のいかないルールに出会ったときに、真っ向から否定せずに少し立ち止まって考えてみる。自分でその意義を見つけ出そうとする慎重な姿勢が自治を行っていくうえでは重要だと、私は考えています。司法委員会は、自治会綱領に基づいて、生徒の皆さんが安心・安全に学校生活を送ることができるように日々活動しています。これからは、自治の意識を全校生徒に広げることができるような活動にも取り組んでいきたいと考えています。自分たちの手で、より良い沼東を作っていきましょう。
執行委員会は行政の役割を担い、主な活動としては学校行事の運営や司法・代議委員会の決定を誠実に執行すること、校外への広報活動などがあります。また、これらは自治の精神のもとに行われています。「自治」といっても全てが自由ということではなく、「自らの定めた規則のもとで自らを収める」ことです。そして自治の実現には、生徒同士はもちろん、先生方と生徒の結びつきが大切であり、また自らの責任が伴います。しかし、多くの生徒と関わり、執行委員として沼東自治会を運営することは忙しさや大変さよりも楽しさの方が圧倒的に大きいです。みなさん、充実した最高の3年間をこの沼津東高校で送りませんか?