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沼東の授業で身に付けるもの

沼東の授業で身に付けるもの

授業は学校生活の中心を占めるものです。生徒は午前8時35分から1コマ50分の授業を6時間か7時間受けます。授業を通して身に付けるものはもちろん「学力」ですが、教科書に書かれていることを覚えることだけが「学力」につながるものではありません。

新しい学習指導要領は、生徒に身に付けさせる力を「資質・能力の三つの柱」と表現しています。3つの柱とは、①知識・技能、②思考力・判断力・表現力等、③学びに向かう力・人間性等です。教科書から学ぶ学力は①が中心ですが、学んだ知識や考えたことを分かりやすく説明したり、協働して考えをまとめたりするためには、②や③の力も大切です。近年行われている高大接続改革は、①の学力に加えて、②や③の学力を評価する方向で行われています。

先日、校内を回っていたら、情報の授業で、効果的なプレゼン方法について授業をしていました。個やグループで考える時間や、考えたことを表現する時間をとっていました。また、理科の授業では正解のない課題をグループで考えさせている場面がありました。どちらの授業でも、考える時間や発表する時間は決められていてプロジェクターで減算タイマーを表示します。3つの柱に示される資質・能力には、このように一つの教科だけでなく、教科横断的に取り組むことで効果的に身に付きます。沼東では学校全体で幅広い「学力」を育成するよう取り組んでいきます。