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教師も学んでいます

 今の高校1年生は、新しい学習指導要領による教育課程が実施され、GIGAスクール(一人一台端末)世代の一期生です。これまでとは異なる新しい科目を学習しており、科目の内容や評価方法も変わってきています。教員の側では、このような変化を受け、また、令和3年に出された中教審答申「令和の日本型教育」で示された「個別最適化した学び」や「協働的な学び」の実現に向け、様々な研修を行っています。
 沼津東高校では、このような教育の変化に対応するために、全教員が取り組む研修の他に、教員有志が「これからの学び研究チーム」を作って、研究授業や研修を積極的に行い、授業改善をけん引しています。11月28日には、チームメンバーによる、新科目「地理総合」の研究授業を行いました。授業では、学力の3本の柱「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」をバランスよく育成するために、授業展開・ワークシートを工夫した授業を行いました。研究授業には、様々な教科の教員が参加し、実践後の振り返りも多様な観点から意見が出されました。他の教科の教員からの意見は、かなり参考になります。
 今、高校に限らず、学校では「主体的・対話的で深い学び」が推進されています。沼津東高校では、桐蔭横浜大学の溝上慎一先生の助言も受けながら、個→協働→個の展開の中で考えを深める方法をとっている教員が多いです。協働場面の後の個の場面では、リフレクションシートを使ったり、80字で自分の考え方を記述したりして、自分の意見を掘り下げる工夫をしています。学ぶのは生徒だけではありません。教師も試行錯誤し、学び続けなければなりません。
 今日、12月2日早朝にW杯日本対スペイン戦が行われ、日本が勝ちました。朝の交通整理をしているとき、「おはよう、スペイン戦見た?」、「日本勝ったね!」という笑顔の会話が多かったです。

地理総合は、今年度入学生から実施される新科目です。

協働場面における適切な問い、効果的な問いについても研究しています。