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令和4年度第1回科学講演会が6月17日(金)15:10より本校記念館ホールにて開催されました。

今回の講演会の講師の先生は大学共同利用機関法人自然科学研究機構に所属し、現在は国立天文台で研究されているマーク・アイゼンマン先生(Dr. Marc EISENMANN)です。

本校の参加者は理数科1.2年生全員と普通科希望者9名、教職員12名です。

演題は「KAGRA : A new window to observe the Universe」(宇宙を観る新しい窓)です。講義概要は「米国の2つのLIGO重力波観測施設がこの重力波を観測し、重力波天文学の誕生という宇宙観測における新しい一歩を記した。それ以来、イタリアのVirgo天文台が共同研究に加わり、90以上の重力波信号を観測している。今年の12月からは岐阜県にある日本のKAGRAも国際協働に参加し、併せて1500人の研究者がさらなる重力波の観測に携わることになる。天文学が我々の宇宙の理解に革新をもたらしたように、重力波の研究は、まだ我々を驚かすたくさんのものを秘めている。」このような研究の経緯とブラックホールについて、スライドと実験装置や小道具を使いながら説明していただきました。

スライドや実演が丁寧で分かりやすく、参加者全員が話に引き込まれていました。講演後は、たくさんの質問があり、マーク先生は1つ1つ丁寧に応えてくださいました。

第2回科学講演会は令和4年10月21日に開催されます。