本物に出会い現場で学ぶことの大切さ
今週は、2年次生が3泊4日で高原教室に、1年次生が職業を知るセミナーと2泊3日のスタディーツアーに行っていました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症により、宿泊を伴う学年行事は実施することができませんでした。今年度の実施についても8月の第7波のときには、安全に実施できるだろうかと心配する日々が続きましたが、2学期以降、生徒職員が感染防止によく注意してくれたことで感染拡大は見られず、今年度は1・2次年生ともに宿泊行事を実施することができました。とてもうれしいです。
高原教室は、志賀高原に行って、本物の大自然に浸る中で、友人と励ましあって山に挑み、集い等を通して友情をはぐくみました。教師目線で言うと、生徒の成長を感じることができる本校が誇る伝統行事です。一方、スタディーツアーは今年度始めた行事です。東京に行って、探究する学びやSDGsを軸に研修や企業訪問を行う中で、多様な人と出会って話を聞き、視野を広げ、自分の可能性を見つけます。これら両方のプログラムに共通することは、生徒が自分たちで作り上げる時間があることです。沼東の「自治」や自由が発揮され、成長につながるところです。高原教室の「集い」では、関係生徒の綿密な準備のもと、オープニング動画や有志の発表があり、レクリエーションで盛り上がって、最後はキャンプファイアーを囲んで花火を打ちあげました。「沼東生でよかったと思う瞬間」だったと思います。
ここ数年のコロナ禍で、モニター越しの出会いに慣れてきていましたが、学校を離れ現場に足を運んで学ぶことの大切さをあらためて感じました。