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高校生が企画するドリーム・プロジェクト2022

 沼津東高校には、沼東GPと呼ぶ「育成したい資質・能力」がありますが、その育成には校内の活動だけでなく、学校の外側にある各種教育プログラムや関係団体の力を借りることも必要です。つまり越境です。
 今年度、静岡県教育委員会が「100万円出すので、高校生が、自分たちで考えた企画を実現させてみませんか」という事業を始めました。それが「ドリーム・プロジェクト2022」です。高校生が大がかりな事業を企画・運営することは大変なイメージがありますが、このプロジェクトの実行委員に、県下27人の高校生が応募しました。県東部地区では、6人の高校生が実行委員会を作って取り組んでいて、そのリーダーが本校1年次の良本さんです。良本さんに東部地区のドリーム・プロジェクト2022について、話を聞きました。

Q:どのような思いでこのプロジェクトに参加したのですか。
A:静岡県を活気付けるとともに、高校生の交流を深めたいと思ったからです。県東部の高校生は卒業後、県外に出ていく人が多いですが、高校生や一般の方に、東部地区の良さ・魅力をアピールし、地元愛を高めてほしいという思いで取り組んでいます。
Q:どのようなイベントを考えているのですか。
A:令和5年3月21日(祝)午後に、キラメッセぬまづで行います。「地元の商店街×高校生」というコンセプトで、東部地区の産品を扱う店を集めたマルシェのようなものを考えています。高校生の部活発表の場も設けて交流したいとも考えています。
Q:実行委員会メンバーは東部地区の高校生ですが、居住地域が離れていて、大変ではないですか。
A:県庁での会議に加え、リモートで打ち合わせることも多いです。でも、やりがいがあって、楽しいです。

 良本さんからは、自分の夢を実現させたいという思い、住んでいる地域に貢献したいという熱い思いを感じました。社会の課題を自分ごととして考え行動することは、今の高校生に求められていることの一つで、まさに探究です。このプロジェクトを通して、多くのことを学び、成長してほしいと思います。令和5年3月21日午後は、キラメッセぬまづに足を運び、頑張っている高校生の姿を、ぜひ御覧ください。

良本さんは他にも越境している学びがあるそうです

県教育委員会の実行委員募集ポスター