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高校生が企画運営「静春祭」 理数科勉強合宿

 春休みが始まって、高校生は普段の学校生活では経験できない活動に取り組んでいます。2つ紹介します。
 1つ目はドリーム・プロジェクト。これは、高校生が主体となって自らがやりたいイベントを企画・運営するものです。県東部地区では、本校の良本さんをリーダーに6人の高校生が、「文化祭×商店街」をコンセプトに、東部地区の高校10校と9店舗がコラボした「静春祭(せいしゅんさい)」を企画し、3月21日にキラメッセぬまづで開催しました。当日は大勢の方に御来場いただき、大盛況でした。準備は大変だったと思います。会場を予約して、出店していただく商店と交渉するとともに、発表する高校生を募集して、プログラムを作って当日運営するという、普段の生活ではなかなかできない経験は、大変だったと思いますが、見事にやり抜きました。感心したのは、大勢の多様な人を巻き込んで成功させたことです。商店や商工会議所など多くの大人と交渉し、スタッフとして活動してくれる高校生を集めるなど、実行委員の「巻き込む力」はたいしたものです。
 2つ目は沼東の理数科の勉強合宿。3月21日から2泊3日で御殿場の研修施設で、理数科目を中心とした演習や理数探究等を行いました(勉強合宿の様子は学校HPでご覧ください)。勉強合宿のテーマは「浸る」です。3日間勉強漬けになって、理数の世界に浸るのです。どっぷりと浸ることによって見えてくる世界があると思います。3日間勉強漬けと聞くと大変だとか嫌だという気持ちが最初にくるのかもしれませんが、生徒に感想を聞いたところ、この3日間が今の自分にとってとても有意義だったと語ってくれました。前向きな気持ちで浸ることが大切だと思いました。
 ドリーム・プロジェクトも理数科の勉強合宿も、夢中になって取り組むということがキーワードだと思います。夢中になって取り組む過程で身に付く力はたくさんあります。「夢中は努力に勝る」を実感できると思います。そして、子どもたちが夢中になって取り組める機会を提供することは、学校はじめ大人に与えられた大切な役割だと思いました。

静春祭のチラシ 広報も自分たちで行いました。

公立私立様々な高校生の「文化祭」になりました。